ラリグラス・ジャパン/ネパールの子どもたちの未来のために
〜ネパールの女性と子供たちの未来のために〜
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2008年春スタディツアー感想文 1 2 3
  ♪旅程(2007年夏)
3/14(金) 午前 マイティ・ネパール本部訪問
午後 子どもたちへのプレゼントのお菓子とビーズ素材の仕入れ
お菓子セット作り
3/15(土) 終日 ホスピスのみんなと交流プログラム:レストランと映画館へ
3/16(日) 終日 ホスピス訪問(ビーズ指導)
3/17(月) 終日 マイティ・ネパール本部訪問:女性と子どもの保護施設・職業訓練施設・小学校などを視察
3/18(火) 午前 NDWSデイケアセンター訪問
午後 ホスピス訪問:ビーズ指導
3/19(水) 終日 フィールドワーク:NDWS・CBRプログラム対象家庭訪問
3/20(木) 終日
ホスピス訪問:ランチ・パーティ
3/21(金) 午前 出発までフリータイム、フリーマーケット商品の仕入れ
カトマンズ発、香港経由成田、関空へ
3/22(土) 早朝 成田空港および関西国際空港着、解散
「ネパールから帰国して」

高山さん
(東京都 社会人 女性)
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@ 帰国した今、ネパールに滞在していたことがうそのように日本の生活が普通になってしまっている。清潔な道を歩き、満員電車で通勤する毎日。停電が日常的なネパールとは違いスイッチを入れればいつでも好きなだけ電気を使え、蛇口をひねれば当たり前のように水、お湯が出る生活。

 日本の豊かさを改めて感じ、この現状をどう受け止めるべきか考えさせられる。短期間の滞在だったが、人間の我慢強さ、たくましさ、いとしさ、おおらかさ、共生する心、怠け心、金銭的な欲望が前面に出てしまう心など、日本では感じられない、もしくは普段の生活で無関心になりがちで感じていないたくさんの「生きる姿」に出会った。

  ネパールの山奥で障害を持った子どもたちに出会い、4WDの車でやっと進めるような山の中で暮らしていること自体に大きな感銘を受けた。NDWSのデイケアセンターがあっても毎日通える子どもたちはほんの少しで、自宅で過ごしている子どもたちが数多く存在する。山のふもとのデイケアセンターに行く労力、環境、余裕があるかどうかは、日本の障害者以上に障害の程度や家庭環境、家族や周囲の理解が大きく関わってくると感じた。

 その子の背景や過去、家族や周囲の人たちの苦労、本人たちの苦しみを知らない私が綺麗事を言うことはできない。しかし少なくとも私が出会った人たちはそんな苦労や辛さを見せず、笑顔で元気そうなことがとても嬉しかった。NDWSの活動により、多くの子どもたちの症状が安定してきていることも伝わってきた。
A  NDWSの抱える課題の一つは、資金不足でやるべきこと、やりたい事業が十分に実現できないことである。それはネパール政府の障害者に対する支援が機能していないという現状が大きいが、ラリグラスの支援が大半をしめる厳しさをしっかり理解し、積極的に外部に働きかけていくことが必要だと感じた。「障害児」というテーマで事業を進めていく場合、社会的理解が少ないため、資金集めが難しいことも知った。

二つ目に、日本では比較的簡単な手術でも、医療に慣れていないネパールの人たちにとって手術そのものへの恐怖が強くなかなか手術までに行き着けない場合もあり、お金だけで解決できる問題ではないと知った。手術を勧めても本人や家族に理解を得るまでに時間がかかったという、足の不自由な子に会った。恥ずかしそうで嬉しそうな彼の顔や、友達と仲良く軽快に山道を下って行く足どりに心が熱くなった。


  ホスピスの子どもたちに出会った。HIVに感染しているように見えないし、想像以上に元気で明るかった。私がネパール語を分からないことなど全然気にせず、まだ片言のネパール語で一生懸命おしゃべりしてくる子、ちょっと遠慮気味にそしてだんだんと思いっきり抱きついてくる子、嬉しそうに走り回っている子、小さな体で大きなお皿を抱えて必死にご飯をほおばる子、どの子もみんな無邪気でいとしかった。
B 母子感染した子どもは生まれた時から薬を飲むことが当たり前の生活である。何の罪もないのに生まれながらに感染している事実はとても辛かったが、彼らは元気いっぱいのびのびと生きていた。今の日本の子どもたちにはあまり見られないたくましさも感じた。

 彼らの笑顔をみながら、何を幸せと呼ぶのかはその人本人が決めることなのかもしれないと思った。彼らが大人になった時どんな社会が待っているのだろう。カトマンズの活気ある町でどんな風に生きていくのだろう。どこに行っても、私に見せてくれた飛び切りの笑顔を決して忘れないで欲しい。そしてその笑顔がなくならない社会であって欲しい。

 ホスピスの女性たちと出会った。会う前はネパール女性の人身売買被害の酷さを知り、どんな声をかけたらいいのか分からないでいた。しかし彼女たちが、前からの知り合いであるかのように暖かく迎えてくれたとたん、胸につかえていた心配がすっと消え、自然と普通に接することができた。

 辛い過去や苦しみが未だに心から消えることはないだろうが、私の前では前向きでたくましく生きている姿があり胸が熱くなった。また、ラリグラスが金銭的な面だけでなくメンタル面でのサポートを継続してきたことで、信頼関係が築かれてきたこと、その重要性を彼女たちから感じ取ることができた。 

 今回、発展途上国のNGOの現状を初めて知った気がする。以前NGOについて学んだこともあり、他国のNGOを訪問したこともあったが、殆ど良い部分しか見えていなかった。今回初めて知った、許しがたい事実にとても驚き、悔しさ、やるせない気持ちを隠せなかった。

 良い面悪い面の双方を知り物事を判断することの大切さ、重要さを知った。様々な情報があふれる社会の中で何を信じ、何が正しいかを見極める力をつけていく必要性も実感した。
C世の中には多くの問題が存在し、その中で世界的な問題として取り上げられていることはほんの少しである、取り上げられていない問題を知ったからにはやるしかない、誰もやろうとしないことこそやるしかないという、力強いまりこさんの言葉がとても印象に残っている。現実に目をつぶらず立ち向かっていく勇気、たくましさを私もつけていきたい。

今回参加する前、色々なことを考え迷っていた。私がツアーに参加することは現地にとってどれだけのメリットがあるのか、参加費を寄付金に当てる方が余程良いのではないか、日本国内でもっとやれることがあるのではないか、という疑問がずっとあった。自分にとってプラスとなることは多々あるだろう。しかし現地の人にとっては、見ず知らずの人がたった何日か訪問して帰っていく、そんな私たちをどうみているのだろうか。

 それでも参加することに決めたのは、現地の女性や子どもたちは年2回の訪問を楽しみに待っていること、私にとっては初めてであっても彼女たちにとっては継続していることだと知ったからだ。ツアーの継続はリレーのバトンのようだと聞き、バトンをつなぐ1人になれたことがとても嬉しく、同時に、参加できることがどれだけ恵まれていることなのか身を持って感じた。

 今回出会った現実、たくさんの感情を決して忘れてはいけない、今後の生き方に活かし、このネパール滞在が意味のあるものにしていきたいと強く思った。他の人たちにこの現実や思いを伝えていくことが今私のできることだと思う。

 今この時期に参加できたことをとても感謝しています。まりこさんをはじめ、ラリグラスのスタッフの方々、しょうこちゃん、修薫さん、ゆきさん、ラジャさん、現地のみなさん、本当にありがとうございました。このツアーで出会った人々、出来事、全てに感謝の気持ちでいっぱいです。
「スタディツアーに参加して」

瀧口さん
(香川県 社会人 女性)
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@ 私は八、九年程前よりマイティ・ネパールと交流している小さな小さなグループ“ナマステまんのう”の一員です。ネパールへは五、六回行っておりますが、いつもお客様としての旅人に過ぎませんでした。この交流を通してラリグラス・ジャパンとご縁を頂き、又、少しでも違った視点でネパールを見てみたいと思い今回、スタディツアーに一週間ですが参加させて頂くことができました。

 自分の目で見、体験してこれから先どうすればいいかといえば、何か漠然としていますが、私にできる事、ささやかな事ですが、考えていこうと思っています。

 ホスピスの女性達とのほんの短い触れ合いの中で、今迄私は、大きな誤解をしていたことに気づきました。地獄のような所からレスキューされた、そのことだけでよかったんだと思っていました。レスキューした後の心・体、生活などのケアがいかに困難で、大事で忍耐のいる事かなどに思いがいきませんでした。病気をかかえ、彼女達は果たして、あの施設で幸せなのか?ただ時間がたつ一日だけではないのか?未来に希望があるのか?

 何故こんなふうに感じたかといえば、一例ですが彼女達の収入源ビーズ製品に、そういうことが垣間見られたからです。どんな不器用な人でも、何年も同じことをしていたら、それなりにできるものですが、出来上がった製品には、何か投げやりで、刹那的なものを感じてしまいました。

A でも私に何ができるのでしょう。正直わかりません。ずーっと一緒に居てあげるわけでもないのです。言葉が足りなくて私の思っている十分の一もうまく表現できませんが、彼女達や子供達と繋がっていたいと思いました。

 NDWS(ネパール障害者女性協会)の施設やケアをしている子供達の家々の訪問では、ご家族のご苦労は計り知れませんが、子供達の進歩やキラキラした様子に触れ嬉しい大きな力を頂くことができました。制服を着て、喜々としてバスに乗っている子供達の笑顔。ほんの数万円の手術代で、杖はついているのですが歩けるようになった少年のちょっとはにかんだような笑顔。

 レポートだけでしか知りませんでしたが、ハシーナちゃんの愛に包まれた生活での進歩・成長は、どんなに安心と喜びを与えてくれたことでしょう。他の子供達の顔々、今でも忘れることができません。
 いろいろな問題、課題は山積みされているかもしれませんが、全て、受け取る側の私達がどうあるべきかいうことを考えていかなければいけないと思います。

 ツアー中はやはりどこか旅行者気分でしたが、感想文を書くにあたって、感じたこと、想ったことを思い出すと、これは、とても重たいことなんだと改めて気づかされました。だからこそ、若い方々に体験して頂きたいと思いました。大げさかもしれませんが、人間の原点、自分をみつめる、いい機会と思います。

 最後になりましたが、長谷川さん、サッキャーさん、参加された若い方々に大変お世話になりありがとうございました。お礼を申し上げます。機会がありましたら全行程参加したいと思います。
「スタディツアーに参加して」

田中さん
(香川県 社会人 女性)
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@ 3年前、スタディツアーに初めて参加し、たくさんの刺激を受けて日本に帰ってきた。そして、ネパールの事を時々思い出しながらも、何をするということもなく、日本での時間が過ぎていた。
 そして今年に入り、長谷川まりこさんが書かれた「人身売買」の本を知り、胸が痛くて手が止まりながら、行き場のない憤りを感じながら読ませていただいた。そして自然と自分の気持ちがネパールに向き、予定にもしてなかった3月、1週間という短い期間だったが、また参加できることになり、子どもたちやホスピスの女性たちと再会することができた。会うのが2回目だというのに、子ども達の成長がとても嬉しく、無邪気で元気な姿をみると胸がいっぱいになった。

 NDWSでは3年前と比べると障害の程度もよくなっている子どもたちの姿に出逢え、本当に感動した。すてきな笑顔をたくさんみていると、デイサービスという場所がいかに大切で、なくてはならない場所であるかという事を強く感じた。今後、いい形で継続していくことを願うばかりだった。ホスピスでは、女性・子どもたちとの時間がとても短く感じ、一緒にしたミニ運動会では一緒に笑い、喜び、本当に楽しい、幸せをたくさん感じた時間が過ごせた。

 でも、今回、ツアーに参加中、見たくない、知りたくないと思う自分もいた。ネパールと日本では文化も生活習慣も考え方も違う。日本で当たり前のことでもネパールでは当たり前のことではないこともある。
A また、ラリグラスからの資金支援が当たり前のこととして受け止められている現実。その事を今回のツアーで強く痛感した。その違いと向き合いながら、まりこさんやラリグラススタッフの支援する姿には本当に胸が熱くなるものがあった。

 施設のスタッフの意識の違いと真剣に向き合い、資金は天から降ってくるものではなく、言えばすぐに用意できるものではない事。新たなプロジェクトを考えていく際、プライオリティを考えて立てていくことの重要性を何度も伝えていくことの必要性を知った。ただ資金を渡すのみの支援は、本当に支援を必要としている子どもたちや女性たちを支援する事とは結びつかないことを・・・。

 この事を文章にすれば数行のことだが私にとって、本当に大きな衝撃でもあり、まりこさんやラリグラス・ジャパンの、表にはなかなか見えない地道な支援活動があって、現在のホスピスやNDWSがいい方向に発展していることを忘れてはいけないと感じた。

 ネパールという国であるがゆえ、考え方の違いなどから救えないこともあるのかもしれないが、できる精一杯の支援をラリグラス・ジャパンは形にしている団体であることを本当に心から実感し、尊敬すると共に、一緒にツアーに同行できる事に感謝の気持ちであった。そして、今後、今回のツアーで感じた事、知った事を胸に、ホスピスの女性や子どもたちの生活が少しでも豊かになる事を願いながら、自分のできる事で関わっていきたいと思う。
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